美容室で「シャンプーの後は、なるべく早く髪を乾かしてください」と言われたことはありませんか?
確かに、濡れたまま長時間過ごしたり、そのまま寝てしまったりすることは、頭皮や髪にとってあまり望ましくありません。
ただし、髪の長さや量、髪質、普段のスタイリングによって、適切な乾かし方は変わります。
今回は、美容師の視点から、ドライヤーの必要性と上手な使い方についてお話しします。
濡れたままの頭皮は、蒸れやニオイの原因になることも
髪が長かったり、毛量が多かったりすると、頭皮まで乾くのに時間がかかります。
頭皮が湿った状態が長く続くと、蒸れや不快なニオイにつながることがあります。
特に注意したいのが、髪を濡らしたまま寝てしまうこと。
寝ている間は枕との接触もあり、頭皮や髪が湿った状態が続きやすくなります。
頭皮を清潔に保つためにも、シャンプー後は頭皮を中心にしっかり乾かすことをおすすめします。
濡れた髪は、摩擦や引っ張りに注意
濡れている髪は、乾いているときと比べて物理的な刺激に弱い状態です。
そのため、濡れたまま強くブラッシングしたり、タオルでゴシゴシこすったり、無理に引っ張ったりすると、ダメージにつながることがあります。
濡れている時間をできるだけ短くし、髪を優しく扱うことが大切です。
ドライヤーは根元から。乾かしにくい場所を先に
自分で髪を乾かすとき、意外と乾かし残しが出やすいのが襟足や耳の後ろです。
手が届きにくく、髪も重なりやすい部分なので、最初に乾かしておくと効率的です。
おすすめの順番は次のとおりです。
- 襟足・耳の後ろなど乾かしにくい部分
- 後頭部や頭頂部などの根元
- 顔周り
- 毛先
顔周りは比較的乾きやすいので、後回しでも大丈夫です。
根元を先に乾かすことを意識すると、乾かし残しも防ぎやすくなります。
ロングヘアや伸ばし中の髪は、毛先を丁寧に
髪は一度傷んでしまうと、元の健康な状態に戻るわけではありません。
特にロングヘアは、毛先が長い期間残り続けます。日々のシャンプーやブラッシング、ドライヤー、紫外線などの影響を積み重ねて受けています。
そのため、髪を伸ばしている方は、毛先をできるだけ丁寧に扱うことが大切です。
ドライヤーの前に、洗い流さないトリートメントを使うのもおすすめです。
ミルクやクリームタイプなど、自分の髪質に合ったものを選び、毛先を中心になじませてから乾かしましょう。
また、同じ場所に熱を当て続けたり、必要以上に高温で乾かしたりしないように注意してください。
ボリュームを出したい人と、抑えたい人では乾かし方も違う
ドライヤーには、髪を乾かすだけでなく、スタイリングを作る役割もあります。
例えば、トップにボリュームが欲しい方は、朝に髪を一度濡らして根元から乾かすことで、ふんわりとした仕上がりを作りやすくなります。
反対に、もともとボリュームが出やすく、落ち着いたスタイルにしたい方は、必要以上に根元を立ち上げない乾かし方が合うこともあります。
大切なのは、自分がどんな仕上がりにしたいのかを考えることです。
大切なのは、自分の髪に合った乾かし方
「シャンプーの後は必ずドライヤーを使う」という言葉だけを覚えるのではなく、なぜ乾かす必要があるのかを知っておくことが大切です。
頭皮を清潔に保つこと。濡れた髪への摩擦を減らすこと。毛先を熱から守ること。そして、自分の好みのスタイルに仕上げること。
髪の長さや量、髪質によって必要なケアは変わります。
毎日のことだからこそ、自分の髪に合った乾かし方を見つけてみてください。
